1. 編集を始める前に「データ消失」の恐怖を知ってほしい
こんにちは!ナウノスです。 これまでのステップで最高のPC、ソフト、そして作業用SSDが揃いました。いよいよ編集!と行きたいところですが、その前に「最も地味で、最も重要な準備」についてお話しさせてください。
それは、素材の整理と「バックアップ」です。
2. 【実録】私の失敗談:一瞬で消えた数年分の思い出
以前、私は「これさえあれば大丈夫」と、一台の外付けHDDにすべての動画素材と編集データを詰め込んでいました。
ところがある日、そのHDDをパソコンが認識しなくなりました。復旧業者に見積もりを出すと、返ってきた数字は「30万円」。それでも100%戻る保証はないと言われました。あの時の、足の先から血の気が引くような絶望感は、今でも忘れられません。
数年分の家族の笑顔、一生に一度の旅行の記録、制作途中の動画……すべてが永遠に失われました。
この絶望的な失敗を、これから動画編集を始めるあなたには絶対に味わってほしくありません。
3. プロも実践する「3-2-1バックアップルール」とは?
この経験から私が辿り着いたのが、世界的に推奨されているデータの守り方です。
- 3:コピーを「3つ」持つ(オリジナル + バックアップ2つ)
- 2:異なる「2種類」のメディアに保存する(例:作業用SSD + バックアップ用HDD)
- 1:そのうち「1つ」は遠隔地に置く(例:クラウドストレージ)
このルールを具体的にどう実践し、どう整理すればいいか、3つのステップで解説します。
4. 【Step 1】素材を作業用SSDに「集約」する
まずは、バラバラになっている素材を一箇所に集めます。
- 場所: 前回記事(Step3)で購入した「高速外付けSSD」
- アクション: SSD内に
Source_Mediaフォルダを作成し、その中に「2024_08_沖縄旅行」のように撮影日やテーマごとのフォルダを作ります。 - 重要: ここがあなたの「作業場(オリジナル)」になります。
5. 【Step 2】バックアップ専用の「金庫(HDD)」を導入する
「3-2-1ルール」の「2」の実践です。作業用SSDが壊れても、もう一箇所にデータがあれば助かります。
- アクション: 安価で大容量の「据え置き型HDD」を用意し、MacのTime Machine(自動バックアップ機能)を設定します。
- 💡 私が防衛ラインとして使っている大容量HDDはこちら: (理由:作業用ではないので、速度より容量とコストパフォーマンス重視で選んでいます)
6. 【Step 3】クラウドという「保険」をかける
最後の「1」です。物理的な紛失や災害に備え、最も重要なデータだけはインターネット上に保存します。
- アクション: iCloud, Google Drive, Dropboxなどの有料プランを活用します。
- ▶︎ 1TB以上の大容量で安心を買うならここ:https://www.apple.com/icloud/(理由:現在周辺機器がApple製品になって、それぞれ連携・連動しやすいと思っています。)
7. 【実践】整理した素材をFinal Cut Proへ読み込む
素材がSSD内に整理されたら、いよいよFCPへ取り込みます。
- FCPを起動し、作成したイベントを選択。
- 「ファイル」>「読み込む」>「メディア」をクリック。
- 【ここが最重要!】 画面右側の「ファイルをライブラリにコピー」のチェックを必ず外してください。
これにより、FCPはSSD内の整理された素材を「参照」するだけになり、ライブラリの肥大化とMacのフリーズを防ぐことができます。
8. まとめと次のステップ
「3-2-1ルール」は、動画編集者にとってのシートベルトのようなものです。一度設定してしまえば、あとは安心してクリエイティブな作業に没頭できます。
次のステップは、いよいよ「カット編集」へ! 環境と安全対策は完璧に整いました。次回はついに、FCPの基本操作をマスターして、あなたの最初の動画を形にしていきましょう!
今回の紹介アイテムまとめ
- 作業効率を上げるSSD(再掲):
・データを守る大容量HDD:
最後の砦、クラウドストレージ:



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